職務経歴書が重要視される理由

職務経歴書の役割とは

 
 職務経歴書は、応募者がこれまで経験した仕事について伝えるためのツールです。
 
 そのため、これまで勤務した会社の概要、所属した部署と期間、そこで担当した業務内容、そこであげた成果、そこで得たスキルや資格、自分なりに仕事にどう取り組んだと考えているのかを、簡潔にわかりやすくまとめるのがポイントです。
 
 20代であれば、それほど職務経験が豊富ではないことが多いので、A4版で2枚程度に収めるのが望ましいです。この職務経歴書が読みやすくまとめられるかどうかで、企業の採用担当者は、応募者のプレゼンテーションスキルもはかります。自分のこれまでの経験を伝えやすいレイアウトや文章の表現方法について、きちんと考えて作成しましょう。

職務経歴書のフォーマットについて

 
 職務経歴書のフォーマットは、「編年方式」「逆編年方式」「キャリア方式」の3つに大別されます。「編年方式」は、新卒で社会に出てから現在までの職歴を、順番に書きます。仕事の習熟度を伝えるのに、最適なフォーマットです。
 
 「逆編年方式」は、現在から新卒で就職するまでを遡って書きます。現在の仕事を強調したいときに、おすすめです。「キャリア方式」は、職務内容やプロジェクト単位で、職務経験をまとめる書き方です。技術職や転職回数が多いひとに、ピッタリです。

履歴書の重要ポイント

履歴書の役割を理解しよう

 履歴書は、応募者個人のこれまでの経歴を伝えるためのツールです。そのため、各項目や書き方にはルールがあります。
 
企業の採用担当者は履歴書を読むことで、募集職種に対応する学歴や職歴があるかどうか、志望動機に説得力があるかどうかをチェックします。
 
20代の場合、将来のポテンシャルを考慮して、キャリアチェンジ組の採用を行うところも多いですが、その場合も、仕事に役立つスキルや資格について勉強していることなどを、資格・免許欄や自己PRでアピールする方が有利です。
 
職務経歴書を読みたくなる履歴書を作成するよう、努力しましょう。

履歴書のマナーを守って書くのが基本

 
 履歴書の書き方をみると、応募者のビジネス文書作成のスキルをはかることもできます。というのも、履歴書は定型文を使って、マナーを守って作成することが基本とされているからです。
 
 手書きでもパソコン作成でも構いませんが、設定されている項目はすべて記載する、誤字脱字がない、和暦と西暦の混同や不整合がないのは当然です。
 
 また、貼付されている写真も、スーツを着用したうえで、清潔感が感じられることも大事なポイントです。転職サイトの履歴書のサンプル例をよく読み、ミスのない履歴書を作成しましょう。

応募前に志望動機を固めておこう

履歴書の志望動機が書類選考通過の鍵

 
 転職のための応募書類には、履歴書と職務経歴書の2種類があり、応募者多数の場合は、まず書類選考が行われます。
 
 企業の採用担当者は、届いた大量の応募書類を隅々まで読むことはせず、履歴書である程度ふるいにかけ、職務経歴書でさらに絞り込んで、面接するひとを選びます。
 
 この書類選考を勝ち抜くためにはまず、履歴書の志望動機に説得力を持たせることが大事なのです。

志望動機の組み立て方

 
 新卒の就職活動では、志望動機に入社の意欲を書くことが多かったことでしょう。転職活動でも、志望動機に応募企業に入社したい理由や意欲を書くのは基本なのですが、それだけでは書類選考を通過できません。
 
 自分がこれまで培ってきたスキルが募集職種にいかにマッチしているか、あるいはそれを活用して入社後にどんな貢献ができると考えているかなど、企業が応募者を採用するメリットも、盛り込む必要があるのです。
 
 それを見つけるためには、自己分析と企業研究をきちんと行わなければできません。自分が応募企業で実現したいことを考えると同時に、自分がその企業にどう役立っていけるのかもしっかり考え、その両方を志望動機に書くようにしましょう。